将来の夢は必要ない!大学の学部選びは自分の興味関心で選ぶことが大切!

 


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進路アドバイザーおかもってぃ。偏差値だけで適当に大学・学部を選び後悔した経験から、学生のキャリアについて興味を持つようになった。学習塾で日々生徒と関わるかたわら、学生が納得のいく進路選択をするための情報を日々発信中。

●登場人物
女子高生”さやか”。とりあえず普通科の高校に進学したが、将来やりたいことが特になく困っている。寝ることと食べることが大好きな高校2年生。

 

おかもってぃ~、この間進路面談で「進路どうするの?早く決めなさい!」って言われたんだけど、そんなこと言われても決まらないんだよね~。
そりゃ~決めなきゃいけないことは分かってるんだけど。昔から『将来の夢』なんてなかったし・・・
いいな~進路が決まっている人は。

さやか

ふっ、若年層の雇用対策として掲げられたキャリア教育の弊害の真っただ中にいるようだな。可哀想に。いまどき人と職業のマッチングを重視した特性因子論なんか流行らないというのに・・・ブツブツ

おかもってぃ

何言っているか意味不明だし、なんか勝手に憐れまれてウザいんですけど!

さやか

あ~ごめんなさいごめんなさい!
ちょっとアイロニカルになってみたかっただけなんですm(__)m

将来の夢ね・・・

まあ結論から言えば将来やりたいことはなくてもいいよ

おかもってぃ

えっそうなの???だって小学生の頃から作文を散々書かされたし、ほら、サッカー日本代表の本田圭佑の夢ノートすごくないですか?
ACミランで10番つけて活躍することを小学生の頃のノートに書いていたとかなんとか・・・

さやか

まあ本田のような例もあるけどね。でも、必ずしも将来の目標が必要なわけではないんだよね。

おかもってぃ

そうなの?でもやっぱり将来の夢がないと学部選びも出来ないし困るんだけど・・・

さやか

たしかに、将来の夢は人生の羅針盤になりうるからね。そういう意味ではあってもいいと思います。でも、将来の夢がないことで悩むくらいなら、そんなものは無くても大丈夫だよ。今日はその理由と将来の夢が明確でないときの進路の選び方を紹介しましょう。

おかもってぃ

将来の夢が無くてもいい理由

夢がなくても成功した人はたくさんいる

3万人以上の人をコーチングし、彼らの夢を実現に導いてきたコーチ、平本あきお氏はその著書『成功するのに目標はいらない』の中で、「成功者にはビジョン型と価値観型がいる」って言ってるのね。

おかもってぃ

ビジョン型と価値観型?

さやか

●ビジョン型とは?

行く先を重視する。いわゆる『将来の夢』を描くのが得意な人。何歳までに○○になって世界をよくしたいなど、明確な目標を掲げ、その夢を達成しようとすることでモチベーションが上がるタイプ。本田圭佑やウォルト・ディズニーなど。

●価値観型とは?

将来の夢・ビジョンを描くことが得意ではないが、自分の価値観を満たすことを重視する人。自分が大切にしたいことを実現しながら日々の仕事をしていくことでモチベーションが上がるタイプ。メジャーリーガーのイチローはこのタイプだと言われている。

価値観型がいまいち分かりづらいんだけど・・・

さやか

そうだよね。価値観って言葉は聞くけど普段はあんまり意識しないよね。価値観は言葉通り、『その人が価値をおくもの』のことですよ。例えば、さやかちゃん、最近嬉しかったことや幸せ感を感じたことはある?

おかもってぃ

美味しいもの食べてるときが一番幸せ!!!

さやか

目の輝きが半端ないな・・・笑
幸せを感じるのは、その人の価値観が満たされたからだと言われてます。美味しいものを食べているときに幸せを感じるのは、さやかちゃんが『美味しいものを食べること』に価値をおいているからなんだ。

おかもってぃ

えっでもそんなのみんな一緒じゃないの?

さやか

美味しものを食べるとか、人と似ているのもあるけど、そうじゃないのもたくさんあります。例えば、僕の場合、毎朝5時に起きて1日をスタートさせることに最高の喜びを感じるのね。

おかもってぃ

おじいちゃんみたいだね。

さやか

違います。

早起きが好きなだけです。

 

・・・まあ少なくとも、『早起きが好き』という価値観はさやかちゃんには当てはまらないけれど、僕が大切にしていることなんですね。

もちろん、ただ早起きしてたら成功できるわけではないけど、こんな風に自分が大切にしたいことを日々実行に移しながら、気付いたら大成功していたというタイプの人が価値観型の人たちです。

イチローは確かに、プロ野球選手になることは夢見てましたが、メジャーで活躍してどうこうと具体的に描いていたわけではありません。毎日毎日誰よりも努力して、気付いたらすごい選手になっていたというタイプなんですね。ビジョン型の方が派手で目立つから、その人たちを見て、「夢や目標を持たないと成功できない!」みたいに思いがちなんだけど、夢とかなくっても活躍している人はいっぱいいるんですよ。

おかもってぃ

ふ~ん、そうなんだ。夢がなくても成功できるんだ~。

なんか分かったような分かんないような・・・

さやか

例えば、ほとんど科学者は価値観型です。彼らの多くは『この世の成り立ちを知りたい!』という自身の知的好奇心を満たすことに何よりも価値をおいて行動しています。

小学生のアインシュタインが「よし、25歳までに相対性理論を発見して、科学の世界観を大きく揺るがすぞ!」なんて思ってたわけないですよね。相対性理論を思いた時点で大発見ですから。でも、『この世の成り立ちを知りたい』っていう価値観を誰よりもまっすぐに追い続けた結果、世紀の大発見につながったんです。

おかもってぃ

価値観を満たすことが重要

ふ~ん、なるほど。ちょっと分かって来たかも。

さやか

いいですね。

そしてこの価値観を満たすことが何よりも重要です。なぜなら、さっきも言ったように人が幸せを感じるのは自身の価値観が満たされたときだからです。幸せを全く感じない人生って嫌じゃないですか?

おかもってぃ

まあそりゃ嫌ですけど、想像は難しい・・・

さやか

まあそうですよね。でも、基本的に人はみんな幸せになりたいと思っています。そして、そのためには自分の価値観を満たす必要があるんです。価値観が満たされる瞬間がないと、幸せは感じられないですからね。

実はさっきのビジョン型の人も、自分の価値観を明確に持っています。自分が何を成し遂げたら幸せを感じるのかを明確に知っているから、モチベーションを高く保つことが出来るんです。

おかもってぃ

う~ん、価値観が大切なのはなんとなくわかったけど、自分の価値観か~・・・
なんかよく分かんないな~。やっぱり価値観が分からないと進路を選べないってことだよね?

さやか

自分の価値観を明らかにするのは簡単ではありません。価値観の探し方については長くなるのでまた今度にしましょう。でも、具体的な価値観がなかったとしても、少しでも興味があることで進路は選ぶことは可能です。ぶっちゃけ、どんな職業を選んだとしても、自分の価値観を満たすことは出来ますからね。

おかもってぃ

はあ・・・

さやか

例えば、僕の価値観の一つが『人と心から、深くつながること』なんです。でも、これって正直どんな仕事に就いても出来ることなんですよね。自分の価値観は深く掘れば掘るほど、実はどんどん抽象的になっていきます。すると、究極的にどんな仕事でも良くなるんです。

おかもってぃ

抽象的な価値観と具体的な価値観が合わさると夢は生まれる

ふ~ん、じゃあ、おかもってぃはなんで進路アドバイザーっていうのを選んだの?

さやか

さっきも言いましたが、価値観は『その人が価値を置くもの』のことです。深めれば深めるほど抽象的にはなるのですが、具体的なものもあるんです。僕は大学の学部選びに失敗した経験から、『高校生のときに進路と向き合い、有意義な学生生活を送ること』という価値観を持っています。この価値観から高校生のキャリアにまつわる課題を解決したいと思うようになりました。この価値観と『人と心から、深くつながる』という価値観を合わせると、キャリアにまつわる課題を解決するために進路アドバイザー(キャリアカウンセラー)になるという進路が生まれます。

おかもってぃ

なんだかとても・・・よくできてますね~・・・

さやか

自分でもびっくりします、笑。
でも例えば、『人と心から、深くつながる』という価値観は高校生のときにも持っていたかもしれないけど、『高校生のときに進路と向き合い、有意義な学生生活を送ること』という価値観は高校生のときはありませんでした。

抽象的な価値観は自己分析を通して見つけることは出来るけど、職業や社会課題に結びつくような、具体的な価値観はある程度の経験や偶然の出会いが必要なのかなと思うんだよね。これは個人的な意見なんだけど。

おかもってぃ

そうか~具体的な価値観か~。
まあ今は抽象的なやつも具体的なやつも分からないけど・・・

さやか

興味を持った進路への自己納得感を高めること

さやかちゃんの価値観については今度じっくりやりましょう。
もう1つ重要なことをお伝えします。それは、今僕が持っている価値観・想いはすべて気のせいかもしれない、ということです。確かに過去を振り返れば原体験はありますが、だからと言って進路アドバイザーという立場が100%正解という証拠はありません。でもそれで良いと、とあるキャリアカウンセリングの流派では言われています。重要なのは『自己納得感』だからです。自分の下したキャリア選択が自分で納得できればそれで良いんです。進路選択に正解なんて存在しませんからね。

おかもってぃ

言いたいことはなんとなく分かるんだけどさ~、結局、自分が納得できる進路が見つからないから困ってるんじゃん。

さやか

視点を変えてみてください。
納得できる進路を見つける”のではなく、選んだ進路の“納得感をあげる努力をしてみる”ことが大切です。そのために、まずは少しでも興味がある学部を選んでしまいましょう。そして、その選んだ学部の中を徹底的に調べてみてください。調べるときはその学部のゼミや研究室を調べることが大切です。大学は『研究機関』であり、研究が行われているのは授業ではなくゼミや研究室ですから。そして、その研究によって社会がどう良くなるか?なども考えてみてください。よりリアルなイメージが持てると思いますよ。もちろん理系の理学部など、社会に役立てることを目的にしない学部もありますが。

そんな風な努力をして自己納得感を持てるようになれたら、自分の進路を選択できると思います。

おかもってぃ

ふ~ん、まあ要するによく調べろってことだよね。

さやか

納得して大学を選びたいのであれば、そうすることをお勧めします。ただ大学を調べるときに『選んだ進路への自己納得感を高める』という目的を忘れないでください。そうしなければ、いろいろなことに興味を持ってしまい、結局進路を決められなくなります。

おかもってぃ

う~ん、なんかまだいまいち納得できてない感はあるけど、トライしてみます。

さやか

そうね。まずやってみるといいと思います。やってみてどうだったかぜひ教えてください。多くの人が勘違いしていることですが、やりたいことは『見つかるもの』ではありません。やりたいことは『自分で決めるもの』です。自分の進路に向き合おうとしているさやかちゃんだったら、決めることが出来ると思いますよ。僕は向き合うことすらせずに適当に大学・学部を選んでしまった人間なので。またいつでも相談に来てください!

おかもってぃ

は~い、ありがとうございました~。

さやか

●今日のまとめ
・将来の夢は無くてもいい
・価値観を満たすことが重要
・抽象的な価値観と具体的な価値観が交わると夢が生まれる
・進路選択では自己納得感を高めることが重要
 

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