新卒で地域おこし協力隊はお勧めしません!卒業後に転職活動を成功させた元隊員が語るキャリアのリアル

こんにちは!

大学院を中退後、地域おこし協力隊として地方移住をしたおかもってぃです。

地域おこし協力隊は2009年に総務省が始めた事業ですが、今ではその隊員数が5000人を超えるくらい、全国で徐々にメジャーとなってきている制度です。なので、これから就職を考えている皆さんの中には、地域おこし協力隊って就職先としてどうなんだろう?と考えている方もいるかもしれません。

しかし、その場合にどうしても気になることは、、、

就職活動中
新卒で地域おこし協力隊ってその後のキャリアどうなるんだろう?
ということだと思います。そのまま地域に定住したいという強い意志を持つ人ならまだしも、
就職活動中
とりあえず一回地方で働いてみたい!
という具合の方にとっては、地域おこし協力隊後のキャリアってすごく気になりますよね。
結論から言ってしまえば、新卒で地域おこし協力隊はお勧めしません
就職活動中
そんな、、、いきなり心を折らないで・・・
と思われるかもしれませんが、やはりまだまだ若く今後、いかようにでもキャリアを築いていける皆さんには、おいそれと地方移住をお勧めできません。僕自身、大学院を中退して、3年間、地域おこし協力隊として勤務し、その後同じ自治体で2年間勤務、さらにその後、東京の会社に転職をしました。
転職活動をしていて感じたことは、地域おこし協力隊というキャリアは、転職市場においてはそんなにウケない、ということでした。もちろん、応募する企業との相性、自身の価値観や軸など、様々な要因があることは認めますが、それでも、地域おこし協力隊として勤務することは、自分の市場価値をそこまで高めないと思っています。
また、同地域で活動をしていた他の地域おこし協力隊の方の転職活動も、正直言ってそこまで上手くいっている事例を見なかったんですね。こういった理由から先の結論に達しました。
今回の記事では、その理由について詳しく書いていきたいと思います!

新卒で地域おこし協力隊はお勧めしない理由

①仕事を教えてくれる上司がいない

新卒で自身の専門性もまだ身につけていなときであれば、仕事をすることを通して獲得できるスキルは非常に重要だと思います。

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仕事で成長したい!!!
なんて息巻く必要はないのですが、やはり仕事を通じて成長できることってたくさんあると思うんですね。そして、その際に重要なことは、自身の仕事の出来不出来を客観的に評価してくれる上司の存在です。
上司なんて絶対いない方が良いって!!!
と思われるかもしれません。確かに、上司、という存在は、仕事に悩む最大の要因の一つと言っても過言ではないでしょう。しかし、社会に出て間もない新卒の社会人が、誰にも怒られることなく、つつなく仕事を完了させることなどまず不可能です。いろいろ怒られつつ、学んでいくものだと思います。もちろん、学ぶに値しないような上司も一部は存在するのかもしれませんが、、、
しかし、地方の場合は、仕事のやり方を学べる上司はいないと思っておいた方が良いです。まして、自分の仕事を客観的に評価してフィードバックやアドバイスまでくれるような仕事ができる人はそうそういません。
全部の地域がそうではないことはもちろん認めます。しかし、やはり仕事のできる良い人材は都市部に集中しています。
実際に、僕の住んでいた地域には、自身の仕事を客観的に評価してくれる人は誰もいませんでした。その分、自由に働くことは出来たのですが、
おかもってぃ
このままこの自由な環境で働いていても大丈夫なのか?都市部で働いている同世代と比べ、自分は圧倒的に劣っているのではないか?
という悩みは常に抱えていました。もちろん、仕事で得られたこともありますが、それよりも自身で本を読んだり、こうしてブログを書くことで得た能力の方が大きかったような気がします。
仕事のやり方やスキルを教えてくれる存在がいることは、実は大きいことだと思います。もちろん、今現在上下関係に悩んでいる方からすれば、
上司がいないなんて天国じゃん!
と感じられるかもしれませんが、、、

②明確な結果を求められない

自治体ごとの差も大きいと思いますが、やはり、都市部で働く人よりも、地方で働く人の方が全体的にのんびりしているという傾向はあると思います。仕事の数値目標なんかも正直いってかなりアバウト。。。こんなアバウトな指標でいいのかな~といつも思っていましたが、それが改善されることはありませんでした。だからこそ、

都市部のサラリーマン
目標必達!!!
みたいな方はおらず、その目標の出来不出来を評価される機会はありません。
何それ最高じゃん!
と思われる方もいるかもしれませんが、数値で示せる明確な結果は、自身の市場価値を高めます。つまり、転職をしようと考えた際に、自身の評価を上げる良いバロメータとなるのです。
数値の目標を達成するということに価値を求めなくてもいいのではないか?という意見ももちろん分かりますが、転職や自身のキャリアを築く上で重要なことはやはり、数字で分かりやすく示せる結果です。
その数値目標で示せる結果は、そもそもそういった目標がゆるい地方よりも都市部で働く方が得られやすいと思います。

③一般的なビジネスマナーを身につけづらい

人と仕事をする上で、適切なビジネスマナーは必要だと思います。しかし、①とも重なるのですが、地方の現場には、ビジネスマナーを教えてくれる人はいません。そのため、自学自習で自分で学ぶしかありません。都市部での社会人経験がないまま、離島に越してしまった自分も、正直言って敬語使いやビジネスメールを送ることはとても苦手です。

近年の風潮として、そういった礼儀を軽視する流れは確かにありますが、やはり、言葉の美しい人を見ると、人間としても洗練されている印象を受けます。また、活躍されている経営者の方ほど、そういった礼儀や敬意はわきまえていると聞くので、そういったものの重要性は今後もあると思います。

地域おこし協力隊の赴任希望の方とも、何人も会ってきましたが、そういった礼儀や敬意が感じられない人って、やはり何か変なんですよね。儀礼的なものだとは認めますが、そういった態度を身につけるのは、地方や田舎よりも都市部なのではないかと思います。

④専門性を磨きづらい

地域おこし協力隊の多くは、その業務内容があまり決まっていません。また、地方は慢性的に人材不足のため、割と一人で何でもできることが求められます。

例えば、観光を活性化する任務で赴任したとしても、

  • Webの管理をする
  • 観光の宣伝のためのイベントの企画・運営を行う
  • 観光客向けの案内所で接客する

など、様々な業務が発生します。もちろん、これらの作業で身につけられることもありますが、

あなたは何をする人ぞ?

と聞かれたときに、非常に答えづらいんですよね。実際に僕も比較的何でも屋で様々な仕事をしてきました。そのため、自分の専門性は何か?と聞かれても、今現在は上手く答えられません。そしてこれは転職活動をする上でもデメリットになります。

自身の軸や特技が明確な方は、問題ないと思いますが、まだ自分の価値を模索中の新卒の皆さんにとって、地域で自身の強みを見つけ出し、さらにそれを証明する結果を出すことは中々ハードルが高いことなのではないかと思います。

⑤転職活動を行いづらい

遠いんですよ。田舎って(笑)

応募先の企業の方
面接は本社で行います!

と転職中に何度言われたことか、、、笑

しかし、こう言われても、離島に住んでいた自分が東京まで出て行くのに交通費は往復4~5万くらいかかるわけです。もう物理的な距離として転職活動が行いづらいんですね。

最近では、最終面接以外は、Webで対応してくれる企業も増えてきましたが、もしWebでの対応が出来ない、と言われた場合、その企業にはもう応募が出来ません。

新卒での地域おこし協力隊は、キャリアとしても評価されづらいし、そもそも転職活動が行いづらいという二重苦を抱えているんです。

ちなみに、地方から都市部への転職を考えている人ほど、転職エージェントさんの利用がお勧めです!「地方に住んでいる」という事情も考慮した上で、Web面接が可能な企業さんだけを紹介してくれたり、最終面接の時期を合わせて、面接のために都市部に行く日程を少なくしてくれたりします。

自分はリクルートエージェントさんを使ってました!

担当の方がかなりいろいろと配慮してくれたおかげで、無事転職活動も終了しました!地方から都市部への転職を考えている人にはお勧めのサービスです!

逆に、こういう人にはお勧めできるかも!

批判ばっかり書いてきたので、逆に新卒でも地域おこし協力隊に向いているんじゃないか?という人の特徴を書いていきたいと思います!

①自身の専門性が明確な人

自身の専門性がはっきりしていて、地方でやりたいことが明確な方は、新卒で地域おこし協力隊を選んでも問題ないと思います。こういう方って大学のときから、将来を見据えて真面目に勉強して生きてきたんだろうな~~~。本当に尊敬します。

②今後、生活の拠点を地域に移したい人

最近、地方創生や田舎移住はかなり流行りですし、自身のライフプランとして、都市部より田舎で生きていきたい、と考えている人もいると思います。地方移住への希望を強く持っている人であれば、新卒のタイミングで地域おこし協力隊にトライしてみるのはありだと思います。逆に30代、40代と年を重ねるほど、移住のハードルは上がってくるため、早いうちに地方移住を体験しておくのはありです。もしだめでも、『第2新卒』のような形で再就職は可能ですし。

③一般的なキャリアを考えていない人

これまでこの記事は、どちらかというと「自身のスキルを伸ばし、キャリアアップしていきたい」と考えている人向けに書いています。しかし、そのようなキャリアを望んでいない方、自分自身で起業をしたり、必要なスキルは自分自身で伸ばしていく、ということを考えている方は、別に一般的なレールに乗る必要はありません。

地方移住や地方での起業に可能性を見出したのであれば、移住してみればいいと思います。

最後に~ここまで批判したけど興味が尽きなかったら申し込んでみたらどうでしょうか?

新卒で地域おこし協力隊はお勧めしないと散々書かせていただきました。もちろん、地方に住んだからこそ得られたもの、人間的な成長というのは僕自身実感しています。ここでの経験が、長い目で見た時の自身のキャリアに何か影響を及ぼしてくれる可能性もあります。しかし、ここで得られた経験が、唯一無二で都会では得られなかったのかと言うと、それは分かりません。また、別の場所を選んでいても、同じような成長をしていた可能性は十分あるのではないかと思います。

ただ、ここまでいろいろと批判した記事を読んでいながらも、

就職活動中
それでも地域おこし協力隊は興味がある!
と思われるのであれば、ことは試しと、1回飛び込んでみても良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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