こんにちは!
進路アドバイザーの岡本です。
皆さんは大学を調べるときにどんなところを見ますか?
カリキュラム・留学情報・距離・学費等々いろいろな情報が載っていて全部調べようと思ったらかなり大変ですよね。
いろいろ調べたけど結局よく分からなかったってなるのがオチです。
そんなわけで今回はサクッと簡単に大学の調べ方を紹介していきます。
ただし、自分の興味のある分野がある程度絞れている人が対象です。
まだどんな学部があるかも分からない。
そんな人は
大学の学部ってざっくり3つに分けられるって知ってた?学問の3分類とは?
このあたりの記事から見てみてください!
大学は研究機関
まず第一に押さえておきたいことが大学は研究機関である、ということです。
研究というのは、まだ分かっていないこと、正解が出ていない問いに対して答えを出していくための活動のこと。
みなさんが高校で習うことの多くは、答えがあることだと思います。
- 1600年に日本で起きた大きな戦は?⇒関ヶ原の戦い
- 光合成で出来るものは?⇒酸素とでんぷん
みたいな感じですね。
それに対して大学では、まだ正解が分かっていないことを突き詰めていきます。
- 地球温暖化を止めるにはどうすればいいのか?
- 子供の貧困問題をどう解決すればいいのか?
など、研究する問いとしては漠然とし過ぎですが、こんな風に「はい!これが正解です!」と分からないものに対して答えを出していくのが大学という研究機関です。
見るべきはどんな「研究」が行われているか?
大学が研究機関であるということが分かったら、大切なことは「大学においてその研究を担っているのはどこの場所?」ということです。
これは大丈夫ですよね。
そう、研究室・ゼミです。
授業やカリキュラム等ももちろん見るべきポイントですが、重要なのはどんな教授がいて、どんな研究がなされているかを知ることです。
例えば、明治大学でも覗いてみましょう!
HPのここから。
様々な学部があるのでためしに政治経済学部を選んでみます。
政治経済学部のページから、ゼミ、研究室を探します。
下に降りていくと、ゼミナール演習というところが見つかりました。
クリックすると演習ゼミ一覧のページにたどり着きます。
下にスクロールしていくと、教授名とゼミの名前がたくさん。
とりあえず、加藤彰彦教授のページを覗いてみましょう(個人的な面識は一切ありません)
教員紹介のページに行ってみます。
下に行くと研究実績がありました!
これです!
内容を見ていると、少子化・人口減少・未婚化、家族などについて研究をされているようです。
リンクをクリックして、さらに詳しく読み込んでみると内容が分かると思いますが、これだけでもどんな感じかイメージが付きますよね。
政治経済学部だけだとイメージが漠然としてますが、ゼミの研究テーマまで見てみるとかなり具体的に見えてきますよね。
こういった研究内容から自分だったらどんなことを調べたいだろうか?
そんな目線で見てみてください。
学部の説明をただ読むよりも、もっと具体的にその学部のことが見えてくると思います!
ただ、HPがあんまり充実していない大学もたくさんあります。
そういうところはオープンキャンパスに行ったり、直接連絡を取ったりして、その大学でどんな研究が行われているのか知ろうとすることが大切だと思います。
まとめ
・・・えっ?
「ここまでやるの大変」って?
まあそうだとは思います。
でも、例えばちょっと高いものを買うときってよくよく調べるじゃないですか?
バイト頑張ってお金貯めて買ったのに、思っていたのと違うもので後悔したくないじゃないですか。
大学の4年間って皆さんの人生の5%くらい(80歳まで生きるとして)も占めることになる大きな大きな時間なんです。
大学決めたからって人生まではもちろん決まらないですよ。
(参考:大学決めたら人生決まると思ってない?進路が決まらない高校生に伝えたいたった一つのこと)
でも人生最初の大きな決断と言っても過言ではないと思います。
その決心を強くして、受験に望んでもらうためにもう少し自分の進路について調べてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!