地域おこし協力隊の給料は?

地域おこし協力隊の給料はどれくらい?【年収200万で生活は出来るの?】

こんにちは!

大学院を中退し、とある離島で地域おこし協力隊として活動していたおかもってぃです。

満員電車、ストレスのたまる人間関係、なんだか満たされない心、、、そんな都市部での喧騒から離れるために、地方移住を考える人も多いのではないかと思います。

都市に疲れたOL
あ~静かな田舎で自家栽培しながらのんびり暮らしたい。。。

とはいえ、実際に移住をするには、住居、気候、人間関係など、様々なハードルがあります。中でも重要なことは、やはり仕事ですよね。どんなに魅力的な地域だとしても、仕事が無ければその土地で生活をしていくことはかなり難しくなります。

地方移住を考える人にとっての一つの選択肢が、『地域おこし協力隊』としての赴任です。

都市に疲れたOL
地域おこし協力隊?そんな地域を盛り上げようなんて心意気は無いんだけど。。。
という方も大丈夫です。地域おこし協力隊と言っても、その業務は様々で、ごく普通にその自治体の職員として働く、という雇用形態もあるからです。
しかし、地域おこし協力隊として仕事をする上での一番の懸念点は、『給料』。調べればすぐに出てきますが、地域おこし協力隊の給料は年間200万円と決まっています。
都市に疲れたOL
この収入で本当に生活ができるの???
都市に疲れたリーマン
いろいろ切り詰めたカツカツの生活になっちゃうんじゃ・・・
みたいに不安な方も多いのではないでしょうか?
結論から言ってしまえば、年収200万円でも独り身であれば十分生活が出来ますし、貯金もできます。今回の記事では、実際に僕自身の収支を公表しながら、地域おこし協力隊の家計のリアルを書いていきたいと思います。

地域おこし協力隊の給料はどれくらいか?

地域おこし協力隊に関わる費用は、年間400万円と決められています。そのうちの200万円が人件費、つまり給料で、もう200万円が活動費として充てられます。

この200万円を12ヶ月で割った額が月々の手取りになります。

つまり、200万円÷12=16.6万円ですね。ここから社会保険料や年金等が差し引かれるため、手取りは13~14万円くらいになります。

2020年度から、会計任用制度というものが始まり、地域おこし協力隊の雇用形態によっては、賞与(ボーナス)を支給しなければならなくなったようです。その場合、月々の手取りが減り、賞与として年に2回ほど支給される形になりますが、総額の200万円は変わらないみたいです。
ただし、場合によっては活動費から上限50万円まで人件費に充てることが出来ます。
地域協力活動に不可欠であり専門性の高いスキルや経験を有する隊員又は辺地等の著しく交通条件等の悪い不便な地域における地域協力活動に従事する隊員については、報償費等について 250 万円を上限とする。
(総務省『地域おこし協力隊受け入れに関する手引き』より)
ただし、その分活動費は150万円となってしまうのでご注意ください。税金も高くなるため、活動費を十分に使い様々な事業を行ってみたい人にとっては、デメリットになるかもあしれません。
年収が250万円の場合は、月収は250万円÷12=20.8万円
ここから社会保険料や各種税金が引かれると、手取りは17~18万円ほどになりますね。

実際の収支を公表

さて、それでは年収が200万円だったころの僕の収支を公開したいと思います。以下は僕のステータスです。

●筆者の基本ステータス
1991年生まれ
末っ子長男姉二人
ゆとり教育の真っただ中で育つ
趣味:ランニング、読書、勉強
お酒:ほぼ飲まない
たばこ:吸わない
基本的に自炊
尊敬する人:見城徹、吉田松陰
好きな食べ物:炊き込みご飯、栗ごはん、豚汁
無駄な情報多すぎない???
結論から言えば、様々な補助も合わせて、毎月の生活に関わる費用の負担額は約6万~8万円くらい。なので手取りが13万円だったとしても、毎月4万~7万円くらいは余裕が出る感じです。そんなに余裕がある額ではないですが、でも、定期的に貯金をすることは可能ですし、自身の買いたいものを数万円分買うことも十分可能ですよ。以下、詳しい内訳を見ていきたいと思います。

月々の固定費

まず、月々の固定費から紹介します!

●月の固定費一覧
家賃:37,000円(築30年2DK)※補助額月3万円
電気代:平均2,000円(20A契約)
水道代:1,684円(最低料金)
ガス代:平均3,000円(冬場は上がる)
インターネット:3,500円(ポケットWiFi)
携帯料金:3,000円弱(格安SIM使ってます)
字費:1,000円
車両保険代:3500円
合計:約50,000円強くらい
月々の固定費はざっとこれくらいです。家賃の補助が3万円出ていたので、実質の負担額は2万円~2万5千円くらいとなります。それぞれ簡単に解説しますね!

家賃について

私が住んでいた地域は、観光地でもあったため、離島の割に家賃がかなり高い方です。他の離島の協力隊の話を聞くと、月々2万円くらいで立派な3LDKに住めたりするような場所もあるみたいなので、赴任先の不動産価格によってこの部分は大きく変わってくると思います。
ただ、大抵の自治体は家賃補助が出ます。その額は自治体によって様々なので、実際に着任を考える場合は該当自治体の制度について良く調べておくべきですが、上限は3万円くらいと思ってもらって良いと思います。
よっぽど良い住居を求めない限りは、家賃の負担は0円~2万円強くらいに収まるのではないかと思います。

電気・水道・ガス代について

ガスはプロパンのため、都市ガスよりも少し高めですが、その他はあまり変わらないと思います。極端に暑い地域や寒い地域に赴く場合は、電気代やガス代が上がる場合があるので、事前に調べておくと良いかと。

通信費について

このご時世、光通信が入っていない自治体はほとんどないと思います。その場合、インターネット料金として、月々5000円前後かかってきます。僕も以前は固定回線を引いていましたが、今はポケットWiFiを使っています。田舎地域ではWiMAXは通じないことがあるのですが、ポケットWiFiであれば、携帯の電場が通じるところであれば利用できるのでお勧めです!

一応僕がこれまでに使ったことのあるポケットWiFiを紹介しておきます。

民泊WiFi

 

制限なしを謳っていますが、1日3GBまでの制限があります。映画とか見てると割とすぐに超えてしまうので、不便でした。

どんなときもWiFi

ギガ数の制限はないのですが、通信が頻繁に切れます。。。他のレビューにはあまり悪い評判は見られないため、離島に住んでいるせいなのかとも思いますが、上述した民泊WiFiではそのようなことはないため、やはりどんなときもWiFiに何かしらの不具合があると思います。

ギガ数が本当に制限なしで、かつ通信も問題がないポケットWiFiはいまだに模索中です。

携帯料金について

以前はソフトバンクを使っていましたが、格安SIMに変えてから月々2,000円~3,000円程度です。電波も全く問題ありません。まだ大手キャリアを使っている方は早く乗り換えた方が良いと思います。

字費(あざひ)について

聞きなれない方も多いと思いますが、都市部で言えば共益費のようなものです。周辺環境の整備に使用する費用ですね。地方では今でもその集落に住む方々が定期的に草刈りをしたり、ごみ拾いをしたりして環境整備に努めています。また、集落のコミュニティを維持、活性化させるために、集落の長、区長さんという存在がいます。そういった周辺整備や区長さんの人件費(時給換算で恐ろしいくらい薄給ですが、、、)として使われています。
ひと家庭1,000円~2,000円程度なのであまり負担にはならないと思います。

車の保険代について

業務に使用する自動車は貸与を受けられても、保険代は自分で支払う必要がある場合があります。僕はなるべく安いドライバー保険に入っていました。月の負担額は2,000円程度です。契約者の名義によっては、車両保険に入る必要もあり、その場合は月の保険料が3,000円くらいとやや負担は増える感じですね。

変動費について

次に月々の変動費について書いていきたいと思います。ただし、生活に必ず必要なもののみに限定しています。ざっくりとした一覧は以下

月々の必須の変動費
食費:2万~3万
生活消耗品:2,000円~3,000円
交通費(ガソリン代):6,000円~8000円
日々の食費がほとんどを占めて、合計3万円~4万円ほどですね。

食費について

田舎は贈与経済が成り立っていて、野菜をたくさんもらえたりする、といったことはよく聞くと思います。これはその人の住んでいる場所や自治体の規模間によるところが大きいです。農家さんの間にあるような家に住んでいる場合は、おすそ分けをたくさんもらうことは出来ますし、田舎と言っても、少しだけ栄えている市街地周りで畑が遠いところなどではあまりもらえなかったりもします。

僕が住んでいるところも、たまにそういったおすそ分けをいただく機会はあったのですが、食費が大きく減るほどではなく、基本は商店やスーパーで食材を購入していました。

ただ、道の駅など、地元の野菜を安く手に入れられる場所があれば、都市部より食費を下げられる可能性はあると思います。自治体に寄りけりですね。一人当たり2万円~3万円くらいかかると思っていた方が無難でしょう。

生活消耗品について

都市部で暮らすのと同様に生活消耗品も必要になります。地域によっては、値段の高い商店しかないようなところもあり、そういうところで買わざるを得ない場合、生活消耗品の費用は増えてしまう場合があります。ただ、昨今は、Amazon Primeで配送料が無料になるため、生活必要品でもAmazonで買えば地元の商店で買うより安くつくことが多いです、ただ、地方経済には打撃のため、複雑な心境ですが、、、

交通費について

地方で暮らす上では、車が必須です。自動車なしで何とか生活している人も知っていますが、唯一の公共交通機関、バスは1時間1本、終バスは19時台・・・絶対的に不便です。そのため、交通費は自動車のガソリン代という感じです。自治体の規模や自身の日々の移動量にもよりますが、僕は毎月2回満タンで給油するくらいですね。離島のため輸送費がかなりかかっていて、リッター当たりの価格は高めです。

生活必要資金は6万円~8万円ほど、余った分は貯金!?

以上、見てきたように、固定費と変動費を合わせても、毎月6万円~8万円ほど。もちろん、自動車の貸与、家賃補助などがあっての額ですが、手取りが13万円だったとしても、月々数万円は余裕が出るはずです。もちろん、ぜいたくをできるような金額ではないですが、着実に貯金をすることも不可能ではありません

いや~でもその額はちょっときつい・・・

と感じられる方は、おそらく地域おこし協力隊には向いていないと思います。地域おこし協力隊って、地方自治体の非常勤職員としては、実は待遇がいい方なんです。自治体で働く非常勤職員の中には、手取り収入が月12万円くらい、ただし、家賃補助や自動車の貸与などが一切ない人がけっこういます。日本の地方部の給与水準って都市部からすればびっくりするほど低いんですね。

だから、『地方に移住した人も同一の賃金水準で良い』と言いたいわけではないですが、地域に飛び込むということは、地域おこし協力隊として働くということは、給与面では恵まれない、ということはある程度覚悟していかなければならないと思います。

その金銭的な部分を超えたところでメリットや必要性を感じたら、飛び込んで見たら良いのではないでしょうか?

皆さんが納得のいく形で、活動を始められるように応援しております!最後まで読んでくださりありがとうございました!!!

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