こんにちは!
大学院の中退し、とある離島に地域おこし協力隊として移住したおかもってぃです。
地域おこし協力隊に興味がある人の多くは、


- 卒業後の隊員のお仕事事情
- 定住するために任期中に準備をしておくこと
地域おこし協力隊の卒業後の定住率は?

地域おこし協力隊、卒業後の仕事
- 3割:起業(888人)
- 4割:就業(1,060人)
- 1割:就農、就林(317人)
- 2割:その他
つまり、卒業後も定住した隊員のうち、約7割が起業するか、その地域で就職をしているということです。

起業した人の業種ランキング
以下、起業した人の業種ランキングトップ3です。
- 1位:飲食サービス業(151人)
- 2位:美術家(伝統工芸)、デザイナー、写真家、映像撮影者(110名)
- 3位:宿泊業(104名)
多いのは飲食サービス業、カフェやレストランなどですね。なんだか、ザ・地域おこし協力隊って感じがしますね。
就業した人の業種ランキング
以下、就業した人の業種ランキングです。
- 1位:行政関係(302名)
- 2位:観光業(120名)
- 3位:農林農業(86人)
行政関係がほとんどですね。事実、地域おこし協力隊の任期中の所属は、役場となることが多く、そのまま役場で働くという隊員が多いようです。

ここに関しては、多くの方が誤解をしています。
田舎でも、選ばなければ仕事はあります。
地域はどこでも基本的に人手不足なんです。働き手が足りず困っているんです。なので、地域のお仕事情報を調べてみると、びっくりするくらいたくさんの求人が見つかると思います。
ただ、『選ばなければ』という前提には注意が必要です。
給与水準は高くない
何か特別な資格やスキルが無ければ、求人票の中に見つかる多くの仕事は月収20万以下。手取りにして15万円行けばいい方かな~といった様相です。
もちろん、自治体や職種によって差異はあるはずですが、やはり都市部の給与水準よりも地方の給与水準は低めです。年収ベースで考えれば、100万~200万円くらいは差があるのではないでしょうか。
参考:地域格差を徹底検証!全国お金と仕事の格差レポート – 知らなきゃ損する!年収の裏側 vol.10

と考える人もいるかと思います。生きていく上で、お金がどれくらい必要かということは、個々人の価値観や家族の人数などによりけりなので、ここでは言及しません(ちなみに私はお金が欲しい人です、笑)
ただ、一つ知っておいて欲しいことは、地域おこし協力隊の待遇は、非正規雇用の地方職員としては恵まれているということです。
地域おこし協力隊は年収は200万ですから、手取り自体はあまり他の非正規雇用の職員と変わらないかもしれません。ただ、地域おこし協力隊の場合、家賃補助や車の貸与など、自治体によって様々な補助が用意されていることが多いです。そのため、手取りの給与はあまり変わらないにしても、暮らし向きは地域おこし協力隊の方が良い傾向にあるのです。
そのため、

と思っている人に言いたい。卒業後、仕事によっては待遇が悪くなる可能性あるよ!ということを。そのことを把握した上で、卒業後の就業戦略を考えなければなりません。
卒業後も定住するために準備しておくこと
そんなわけで、卒業後も豊かに生活していくためには、しっかり準備をしておく必要があります。
①地域に残りたい旨をお世話になっている方々にしっかり伝える
まずこれ!大事です。自分がその地域のことが好きで、どうにかしてとどまりたいと思っているのであれば、地元の人にとってこんなに嬉しいことはありません。
どうにかして、何か仕事を探してきてくれる可能性があります。先にも述べたように地域は基本的に人手不足です。探せばいろいろな仕事がありますし、求人票にない案件もかなりあるので、案外条件の良い求人を持ってきてくれる可能性はあります。

ただし、言わずもがなですが、『この人に残って欲しい』と地域の人に思われていないのであれば、この方法は使えません。というより、そう思われていないのであれば、あまり明るい未来は期待できないので、地域を去る決心をする方が良いかとも思います。
②月に数万円は稼げる副業を始める
地域での仕事は、先にも言ったように待遇があまり良くない可能性もあります。そういった場合に備えて、月に数万円は稼げる第2の財布を持っておくことをお勧めします。
ブログやYoutube、せどり、ライティング技術や動画編集技術を身につけてクラウドソーシングなど、、、少しのスキルを身に付ければ、オンラインでもお金が稼げるものはたくさんあります。
そういったパソコンで出来る副業でもいいですし、任期中に小銭を少し稼げる副業を見つけ、任期後は本業と合わせて副業を行う、ということでも良いかもしれません。
もちろん、それなりに収入のある仕事に就くことが出来れば、あまり必要はないかもしれませんが、何かの場合に備えて、自分の食い扶持は確保しておいた方が良いですね。

③起業したいという人も、起業準備をしながらできる仕事を探すべし

そんな風に望まれる方も多いかもしれませんね。私自身、起業をしたことはないので、これから先は参考程度に聞いていただければと思いますが、起業を考えている人も、食い扶持はしっかり確保しつつ、起業準備にあたる方が無難です。
なぜなら、起業したとしてもすぐにその事業だけで食べていけるとは限らないからです。起業というと背水の陣で挑むようなイメージがあるかもしれませんが、実際は、別の仕事で食い扶持を稼ぎながら、少しずつ事業を興していった方が良いというデータもあるようです。

そんなわけで、起業を志す人も事業が軌道に乗るイメージを持てるまでに、食い扶持となる仕事をしっかり探しておきましょう。この際に、地域でお世話になっている方に「起業準備をしながらできる仕事を探している」と伝えることも忘れずに!
まとめ
以上、地域おこし協力隊のその後、定住するために準備しておくべきことを紹介させていただきました!
基本的に、あなたが地域で信頼を得られるような動きを任期中にしていれば、どうにかこうにか定住することは可能です。
ただ、任期後もしっかりと生活をしていくためには、事前準備が欠かせません。いろいろ書いたのですが、これらを一言にまとめると、、、
「定住は計画的に」
