将来の夢は必要ない!?プランドハプンスタンス(計画的偶発性)理論とは?

 


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進路アドバイザーおかもってぃ。偏差値だけで適当に大学・学部を選び後悔した経験から、学生のキャリアについて興味を持つようになった。学習塾で日々生徒と関わるかたわら、学生が納得のいく進路選択をするための情報を日々発信中。

こんにちは!

キャリアデザイナーの岡本です。

 

『将来の夢』って持ってないとダメなやつみたいな風潮ありませんか?

進路相談で将来の進路が決まってないと言うと

「そろそろ決めろ」とか「自分の人生に責任を持て」とか言われて、居心地の悪い気分になってしまいます。

「そんなこと言っても分かんないもんは分かんないよ!」

そう言いたくなりますよね。

 

でも、将来の夢って本当にないといけないんでしょうか?

確かに進路を選択するうえである程度の軸は必要ですが、『夢を描いてそこに向かっていく』というキャリアの実現の仕方は無理があるんじゃないか?

そんなことを提唱したのが、スタンフォード大学教授のジョン・K・クランボルツ(John K. Krumboltz)博士。

その理論をプランドハプスタンス理論(計画的な偶発性)と言います。

プランドハプスタンス理論(Planed Happenstance Theory)とは?

クランボルツ博士は、18歳の時の『やりたい仕事』を実際にやっているかどうかを、アメリカのビジネスパーソン対象に調査したそうです。

その結果、98%の人が18歳のときに描いたやりたい仕事に就いていないことに気付きました。

 

その事実から提唱した理論がプランドハプスタンス理論です。

この理論の肝は以下の3つです。

  1. 人々のキャリアは、予期せぬ偶然によって決まっていく。
  2. 自分自身の努力次第で偶然の出来事を自身のキャリアに生かすことが出来る。
  3. 偶然の出来事が起こるのを待つのではなく、意図的に引き起こそうとすることが大切。

キャリアプランについての考え方は、自分の夢や目標を考え、そこに合わせて逆算的に描くというものが主流でした。

みなさんも学校で10年後のプランとかを書かされた経験はありませんか?

 

でも実際のところ、自分のキャリアプラン通りに生きている人はごくわずか。

日本においても、夢の職業に就き、それを継続している人はわずか10%程度というデータが出ています(参照:夢あふれる社会に希望はあるのか?児美川孝一郎)。

 

偶然の出会いによって今の仕事についていると言う人がほとんどなんですね。

夢を描くことに意味が無いとは言いませんが、夢を描くことに固執する必要がないのは明らかですね。

偶発的なキャリアを引き寄せるための資質

この理論の面白いところは、

「そっか~、キャリアは偶然で決まるのか~。」

で終わらないところです。

クランボルツ博士によれば、偶然的な出会いを意図的に引き寄せる必要があると言います。

だからこそ、『計画的』偶発性と呼ばれるんです。

そして、偶然的な出会いを引き寄せるために大切な資質があるそうです。

偶然的な出会いを引き寄せるための5つの資質

①好奇心

たえず新しい学習の機会を模索し続けること。

好奇心が強すぎていろんなことに手を出してしまう人は時々揶揄されますが、偶然の出会いを引き寄せるには必要な事なんです。

②持続性

失敗に屈せず努力し続けること。

興味を持って始めたはいいものの、1日坊主、3日坊主、1週間坊主・・・

そんな経験は腐るほどあると思います。

好奇心を持って物事を始めたら、途中でつまらなくなっても少し続けてみることが必要です。

③楽観生

新しい機会は必ず実現するとポジティブに考えること。

これは挑戦を持続させるために必要な性格的な資質です。

物事が上手くいかなくなったときに、それを続けられるか続けられないかの別れ際です。

僕は基本的にネガティブな人なので、この楽観生欲しいですね・・・笑

④柔軟性

こだわりを捨て、信念、態度、概念、行動を変えること。

人から何かを偶然もたらされたときに、従来の自分にこだわっていたらチャンスを逃すことになります。

⑤冒険心

結果が不確実でもリスクを取って行動を起こすこと。

自分自身のキャリアを切り拓くには、今の自分を常にアップデートして成長していかなければなりません。

そのためには、自分が安心感を感じる領域、コンフォートゾーンから出て、挑戦していくことが必要です。

 

でもこれだけだと『自分』が無い

以上がプランドハプスタンス理論なのですが、これはある程度の自分の軸があって成り立つ理論です。

偶然の出会いが起きるきっかけは、例えば、

「君って○○が出来るんだ。じゃあ今度××やってみない?」とか

「△△がしたいんだ。じゃあ□□っていうのがあるよ!どう?」みたいに、

その人が持っている専門性や想いをきっかけに発展することが多いんです。

僕自身、将来的に東南アジアのキャリアの問題に携わりたいので、人のキャリアについての専門性を身につけるべくこのブログを書いています。

そして、その想いを発信しています。

キャリアについての考え方を深めて、そのために行動して発信していけば、いつか偶然の出会いが起きるんじゃないかと思っています(もちろん偶然性にだけ頼っていたらダメなんですが・・・)。

 

転職が一般的になり、雇用環境が流動化している中、プランドハプスタンス理論の考え方が当たり前になって来ています。

そんな中求められるのは、自身の専門性を身につける、もしくは方向性を見定めて、継続的な努力をしていく。

その中の偶然の出会いを大切にキャリアを築いていくことなのだと思います。

まとめ

プランドハプスタンス理論は、夢や目標を描いてキャリアを実現していくという従来の考え方に疑問を呈した画期的な理論です。

この考え方に共鳴する人も多いのではないでしょうか?

 

人工知能やら、量子力学やら、今までの科学に大きな革新を促す技術がどんどん開発され、少し先の未来も分からない現在。

どの道を行くかではなく、選んだ道で自分をどのように適合していくかがますます求められてくると思います。

 

プランドハプスタンス理論を僕なりに拡大解釈すると

『人を大切に、想いを持って、今を精一杯生きる』

これに尽きるかなと思います。

 

僕自身もプランドハプスタンスに生きてきました(こう言うとカッコいいですね、笑)

今の人生に僕を導いてくれたのは、間違いなく出会った人でした。

その人たちにちっぽけな自分の想いを語ったら、その人たちがまた人に繋げてくれて今の僕がいます。

 

進路を決めなければならない。

そんな風に悩むこともあるとは思いますが、人を大切に、自分の想いを大切に、そんな風に生きていたら、自然と偶然は引き寄せられてくるのかもしれませんね。

自分の想いを明確にしたい方はこちらから。

『やりたいことの見つけ方』(※Coming soon・・・)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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